本堂


現在の本堂は昭和三十五年(1960)年に清水建設の施行により建立されたものです。鉄筋コンクリート製の七間掛ける十一間百一坪になります。

平成二十七年(2015)に瓦の張替え、令和二年(2020)に外壁塗装工事が檀信徒各位の多大なご協力により行われました。


 本郷丸山から明治四十一年(1908)頃に巣鴨移転をおこない、最初に建立された本堂は大正十二年(1923)9月1日に発生した関東大震災によって大被害を受けたという記録が残っております。その本堂は昭和二十年(1945)東京大空襲によって全山烏有に帰しました。当時の副住職であった高井上人は戦火を逃れた鐘楼を板で囲って仮本堂とし、そこに防空壕に仮安置してあった三宝様と宗祖御尊像をお祀り申し上げました。

 翌年の昭和二十一年(1946)には十坪の仮本堂が建立されました。昭和二十七年(1952)には85坪の仮本堂、兼庫裡が建立されました。そして昭和三十五年(1960)に現在の本堂が建立されるに至ります。


昭和四十年の本堂